玄文社主人の書斎

極私的読書空間

2021-01-24から1日間の記事一覧

オノレ・ド・バルザック『ルイ・ランベール』(4)

さて、この小説が「人間喜劇」の中の「哲学的研究」に位置づけられ、その中でも特別な光を放っているのは、そこでスウェデンボルグの思想やルイ自身の思想についての多くの議論が行われているからである。『セラフィタ』でもそうした議論はあったが、『ルイ…